FX相場の値動き
FX相場の値動き(通貨の価格)というのはジグザグと上下しながら推移していきます。
上昇している相場であれば買った方が利益に繋がりやすく
下降している相場であれば売った方が利益に繋がりやすくなります。
となれば、この相場の方向性を知った上で、買うタイミングや売るタイミングを掴んだ方がいいのは当然のことです。
また、朝パソコンでチャートを確認した時、方向性は「上」だったかもしれませんが、時間の経過とともに、その方向性は変わる可能性があります。
その変化にいち早く気付くことができれば、早めに保有中の取引を決済したり、まだ取引していない注文をキャンセルすることだってできるのです。
ですので今回は、スマートフォンのMT4アプリを使って外出先からでも簡単に相場の方向性を確認する方法についてご説明していきます。
トレンドラインを活用し方向性を確認する
方向性を視覚的に分かりやすく確認する方法のひとつにトレンドラインというものがあります。
下の画像はそのトレンドラインをひいたものとひいていないものを比較してみました。
トレンドラインをひいてない画像の方でも値動きが下へ推移していっているのは確認できますが、トレンドラインをひいていると、更に視覚的に明確に方向性を確認することができます。
しかもその方向性が切り替わるポイントというのも確認できます。
トレンドラインはどこにひくのか?
方向性が下の場合、このように切り下がっていく高値を結んでラインをひきます。
何故、高値にひくのか?
方向性が下の場合、下り階段のような値動きをします。高値を更新できずに下へ下へと下がっていく動きです。なので値動きの山の部分を結ぶようにラインを引くと右肩下がりの線が引けるようになり方向性を確認できるのです。
反対に上昇方向の場合、値動きの谷の部分を結んで右肩上がりのラインをひきます。
スマートフォンのMT4でトレンドラインを引く方法
チャート画面の■●▲の記号をタッチし、オブジェクト追加からトレンドラインをタッチします。
方向性が下のラインを引く場合は、ラインの始点となる高値のポイントをまずタッチし、その後、右肩下がりになるように指を動かし、切り下がる高値が結ばれるようにラインを引きます。
ラインの長さ・角度を変える場合
③のポイントをタッチし、上下左右に動かすことで、始点(起点①)は動かさずに、ラインの長さや角度を変えることができます。
ラインを移動させたい場合
ラインごと移動させたい場合は、真ん中の丸②をタッチして動かすと、ひいたラインごと長さも角度も変えずに、移動することができます。
トレンドラインが動かないように確定したい場合は、そのラインをポンっとタッチすると、丸が消えて動かなくなります。
ラインの太さ、色を変える場合
変えたいラインを長押しすると設定というのがでてきます。次にスタイルをタッチし、色とラインの太さ(ピクセル)を設定したら、保存をタッチします。
不要になったラインの消し方
消したいラインを長押しすると、下記画面が表示されるので、削除をタッチするとラインが消えます。
まとめ
最初はタッチパネルでの操作になりますので、慣れるまでラインをひきにくく感じると思いますが、あまり神経質にならず、方向性の確認や、流れが切り替わるポイントを探し出す為のラインであることを意識しながら、ザックリひいていくと要領が掴めてきます。
何度も練習して、マスターしましょう!