どうも!
FreeTribe協会の岡村です。
FXでトレードをする為には証券会社に資金を預ける必要があります。
証券会社には国内証券会社と海外証券会社がございますが、貴方はどちらをお使いでしょうか?
海外証券会社には特にレバレッジ規制はありませんので、500倍前後の証券会社が多いです。
中には1000倍以上のハイレバ業者も存在します。
対して国内証券会社は現状レバレッジ25倍が上限になっていますが、2018年に上限が引き下げられレバレッジが10倍まで下がる予定です。
『金融庁の思惑』レバレッジ規制は本当にされるのか?
結論からお伝えしますと金融庁指導のもとレバレッジ規制がされる可能性は極めて高いようです。
確定的な時期はまだわかりませんが、恐らく2018年〜2019年までの間で実施されるようです。
こういった情報が私達のような一般人の耳に入るということは、ほぼほぼ確定で引き下げの計画のほうは進んでいるようです。
しかしながら金融庁は何故レバレッジを引き下げようとするのでしょうか?
まずは、ここで国内証券会社のレバレッジの歴史を振り返っていきたいと思います。
昔は国内証券会社もレバレッジは数百倍だった!?
昔はレバレッジ100倍や200倍、中には400倍のFX会社が沢山存在していました。
しかし、2010年から規制が入りましたので、それからレバレッジの上限が50倍、そして現在の25倍の順で変更されてきました。
ちなみに上記は個人講座の規制になりまして、法人をお持ちの方であれば法人口座を開設できれば、現在でもレバレッジ数百倍の口座を開設することは可能です。
ところでFXを行う最大のメリットはレバレッジの高さだと言えます。
例えば、株式投資の場合は最大レバレッジが3.3倍しかありませんので、稼ぐ為には巨額な資金が必要だったり、信用取引の場合は大きなリスクを取ることとなります。
しかし、株も含めて他の金融商品と比べてFXというものはレバレッジ数百倍というのは、とても高い数値だったのです。
レバレッジが高いと少ない資金で大きな投資をすることが出来ますので、勝ち続けることが出来れば短期間で一気に資産を増やすことも夢ではありません。
でも、上記は勝った場合のパターンであり、負ける場合は一気に資金が減っていきます。
投資というものは大勢の方が負ける統計が出ていますので、ハイリスク・ハイリターンで取引する人達が増えると貯金が空になってしまったり、投資資金を人から借りて用意した方などは借金を抱えることにもなりますし、人によっては自殺してしまったりします。
実際にFXが過熱していた頃は上記のような人達が増えましたので社会現象になりました。
こういったことを防ぐ為に、個人投資家を守る為に、レバレッジ規制が設けられたという流れです。
FXは投資にもなりますが間違った方法でやるとギャンブルにもなりえます。
国が規制をかけてコントロールしようとしたのですね。
今回の10倍規制が実施されたらどうなる?
レバレッジの上限が10倍になるということは10,000円を稼ぐ為に大きな資金が必要になります。
ここで計算をしてみましょうか。
1ロット(10万通貨として説明します)でトレードした場合、1PIPS変動すると約1,000円の金額が動きます。
含み益3PIPSですと3,000円になり、含み損2PIPSになると-2,000円になります。
つまり、10PIPS獲得して決済すれば10,000円の利益を得ることが出来ます。
ここで注意しなければいけないことは1ロットで取引する為には必要証拠金というものが必要になります。
以下の公式をご覧ください。
1ドルあたり112円のレートとして計算しています。
10万通貨 × 現在のレート ÷ レバレッジ10倍 = 必要証拠金(円)
100,000 × 112 ÷ 10 = 1,120,000
1ロットで取引する為には112万円もの資金が必要になります!
少ない資金でお金を増やしていけるのがFXの最大の魅力なのに、大きい資金が必要になってくると夢がありませんよね。
これが海外証券会社の例えばレバレッジ400倍だとすると必要証拠金は以下の金額になります。
10万通貨 × 現在のレート ÷ レバレッジ400倍 = 必要証拠金(円)
100,000 × 112 ÷ 400 = 28,000
たったの2万8千円あれば運用出来てしまうのです。
ロスカットすることも考えて10万円くらいの証拠金を用意できれば、少資金でトレード出来るでしょう。
貴方ならどちらで開設したいと思いますか?
恐らく大多数の方は海外証券会社を選ぶと思います。
レバレッジ10倍の規制が入った場合は、大勢の日本人が海外証券会社で口座を開設する流れになると思います。
それに伴い海外証券会社の数も増えていくことでしょう。
中には詐欺まがいの業者も出てくると思いますので、お選びになる際は十分注意されてくださいね。
そして、国内証券会社で口座を開設する人は少なくなるので国内証券会社は衰退していく流れになるかもしれません。
でも国内証券会社でトレードした場合はメリットももちろんございます。
稼いだ利益はどれだけ稼いでも20%くらいしか課税されませんので、そこは魅力的ですね。
1億円稼いだとしたら国内なら税金は2千万円、海外なら総合課税になるので約5千万円くらい納めなければいけません。
税金対策として資金が潤沢な方なら国内証券会社でトレードされたほうが良いかもしれませんね。