お世話になります。FreeTribeの川瀬です。
先日の23日はフランス大統領選があり、かなり注目されていましたね。
もしEU離脱を推進する候補が勝利したら
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イギリスに続きフランスもEU離脱
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なんてことになったら、ユーロの急落は避けられない
というシナリオでしたので、多くの方が関心を寄せていました。
EU離脱となれば、安全通貨である円が買われるので、円高になります。
FXトレーダーだけでなく、株をしている方もかなり注目していたはずです。
結果的にEU残留を主張するエマニュエル・マクロン元経済産業デジタル相が首位という結果になったことで、ユーロは上昇しましたが、選挙が日曜日だったため、24日月曜日の為替相場は、ユーロは先週末の終値よりも大きく上昇してから相場がスタートしました。
このような値動きを「窓開け相場」「ギャップアップ」というのですが、この相場の値動きの特徴を利用して1日で10万円(資金の10%以上の利益)を上げられたメンバーさんがいらっしゃいましたので、ご紹介したいと思います。
窓開け相場とは
先週末の値よりも大きく上昇してから相場がスタートすると、隣り合うローソク足の間に窓のようにぽっかりとした穴が開くことから「窓開け相場」「窓が開いた」という言い方がされています。別名、ギャップアップともいわれています。
ギャップアップとは・・・ひとつ前の足の終値より、始値が高いこと
ギャップダウンとは・・・ひとつ前の足の終値より、始値が安いこと
この開いた窓を閉じるように価格が動くことを「窓埋め」といいます。
FXの場合は、平日24時間相場が動いているため、なかなか窓空き相場になることはないのですが、金曜日に相場が終わり、翌週月曜日に始まるときに窓が空くことがあります。
どういうときに窓が開くのか
FXの場合は金曜日に相場が終わった後、土日の間に何かサプライズ的なものが発生すると、月曜日のスタート時に価格に差が生まれることがあります。
例えば、世界的ニュース・今回でいうとフランス大統領選、地政学的リスクでテロや地震が起きた時、などが起こると窓が空くことがあります。
こちらをご覧ください。
こちらはドル円のチャートですが、11/4(金)の終値と、11/7(月)の始値に価格差があり、ポッカリと穴が開いています。この穴を“窓”になります。
窓を開けた要因は、11/8に控えていたアメリカ大統領選の数日前の世論調査で、クリントン氏有利という材料が出ていました。そのため、買いが急増し、約80pipsほどのギャップアップ(窓開き)が発生したのです。
窓開け相場時の効果的な活用方法
この窓開け相場はとても有名で、特徴的な値動きをします。
とても分かりやすい動きをするので、多くのトレーダーがー意識しており、狙い目にもなります。
特徴的な値動きをご紹介します。
1.開いた窓を埋めようとする動きが働く
ギャップアップの時は、その開いた窓を埋めるために“下がろうとする”
ギャップダウンの時は、その開いた窓を埋めるために“上がろうとする”
このように、開いたものを埋めようとす動きが働きます。
2.窓は強いサポートやレジスタンスになる
為替市場が始まった時にギャップアップしています。その後、窓を埋めようと下降してきましたが、当日の始値がサポートラインとして機能し何度も反発しています。
このように、窓はとても意識されているので、強烈なサポートラインやレジスタンスラインとして機能します。
窓開き相場を利用したトレードの結果
この窓開き相場の特徴を利用して、1日で10%以上の利益を上げられたフリトラメンバーさんがいらっしゃいます。
23日はフランス大統領選でEU離脱かどうかがテーマになっていました。そのため動く可能性が高いのは、ユーロです。ユーロドルやユーロ円は、このような値動きになっていました。
ご覧の通り、ギャップアップをしています。
なので、メンバーさんはこのような取引をされていました。
ユーロ円(EURJPY)、ユーロドル(EURUSD)は売り一色ですね。
1日で11万円の利益
口座資金は約100万円だったそうで、1日で11%の利益率になったそうです。
結論として、窓開け相場は根拠をもってトレードをする方にとっては、戦略が立てやすく、非常に狙いやすい相場になります。
最初にお伝えした通り、窓開きはFXの場合、月曜日の朝にみられるケースですので、
朝早く起きて取引する。というのも一つです。
たとえ、朝の取引が難しい場合は、強力なレジサポとして戦略を立てることもできますので、今後、意識して観察してみてください。