もうすぐ4月です!
卒業や入学、転勤、就職シーズンとなり生活環境が大きく変わる季節でもあります。
新鮮味や楽しさがある反面、新しいライフスタイルに対する不安や葛藤もいりまじる季節ですね!(^^)!
少々強引に話をつなげますが(笑)
この『環境』というのはトレードでも非常に大切で、普段、何気にトレードしていると思いますが、無意識下では色々な日常の要素が折り重なり、そのトレード時の精神状態を構築しています。
この精神状態というのは皆さんもよく聞くところだと思いますが、脳波で分かります。
- リラックスしている状態なのか?
- 沈んでいる状態なのか?
- イケイケの状態なのか?
特にトレードという繊細な作業の過程で、この『精神状態=トレード環境』は考察やエントリー、利確、損切と様々なポイントで影響してきます。
FXアルアルでは、お酒を飲みながらエントリーをして強気になってロット数を増やしたり、明確な根拠もないのに損切ラインを普段の3倍にしてみたり、『きっとこうなるはず』と安易に成り行きエントリーしたり、精神状態がまともじゃないとよくこういった状況に陥ります。
精神状態とトレード環境というのはダイレクトに利益や損失につながります。
今回はこの自身の精神状態を把握しトレード環境を意識的に良い状態に持っていくために『音楽を有効に使ってみる』という話を紹介してみようと思います。
脳波の種類と特徴
学会での研究結果の発表や小難しい話ではありませんので(笑。
おおまかに種類、特徴だけ紹介させていただきます。
- 1、ガンマ波 30ヘルツ以上
精神状態としてはイラっとしている脳の状態です。 - 2、ベータ波 14~30ヘルツくらい
通常の状態ややや緊張感のある脳の状態 - 3、アルファ波 8~13ヘルツ
リラックスや集中している脳の状態 - 4、シータ波動 4~7ヘルツ
ひらめき 瞑想などの脳の状態 - 5、デルタ波動 0.5~3ヘルツ
寝ている脳の状態
この中で3番目にありますアルファ波がでている脳の状態、言い換えると脳がリラックスしている状態の時というのは、勉強をするとはかどったり、仕事では効率アップになります。
当然トレードをするにあたっても、相場状況を考察するにあたってもこの状態で臨むのが一番良いのです。
この状態に脳を持っていくための手段の一つに音楽があります。
さっそく考えていきましょう!
音楽と脳波の関係
①ヒーリングミュージック 環境音楽など
まずよくこういった類で耳にするジャンルにヒーリングミュージック、環境音楽など気分をリラックスさせることを目的とした音楽というものがあります。
目的がそこに特化していますから当然アルファ波がでやすく脳をリラックスした状態に持っていきやすい音楽ではあります。
「じゃあこれを流してトレードやエントリーだ!」というのも安直すぎます(汗)
ちゃんと音楽を選択しないと上記で書きましたシータ波(ひらめきや瞑想の状態)をも出してしまう音楽も中にはあります。
よくある瞑想系の音楽です。
トレード中に瞑想しては元も子もありませんし、さらにデルタ波まで誘発して熟睡してしまうなんてこともないとは言えませんからね(笑)。このジャンルの音楽を使ってみる際は十分注意しましょう!(^^)!
ちなみに私は睡眠の際によくこの手の音楽をきいてましたから、トレード時に聞いてしますと間違いなく寝てしまいます。
②クラッシック
モーツアルトやベートーベン、興味がなくとも耳にしたことはあると思います。
科学者の研究では『勉強の効率が上がる』『リラックスできる』という結果が報告されていますし、アルツハイマーの研究や音楽療法として扱われていたりしています。
個人的な主観ですが、古典だけにテンポが速くなるといっても現代の音楽より比較的ゆったりで、リズムやビートが強調されるわけでもなく、テーマや物語に沿った空間的な広がりを情緒的に演出していきます。
このあたりがゆったりリラックスできる要因でもあるとおもいますが、曲により悲劇や悲しみを奏でますと人の気持ちは協調し易い、精神状態がダウンになったりする場合も無きにしも非ず。
上に書いた勉強の効率があがる、アルツハイマーの研究などに使われている理由は
音楽を聴く
↓
長期記憶をつかさどる脳の海馬が刺激される
↓
曲を聞いた時の記憶や体験が引き出される。
記憶の引き出しを開ける役目を担っているようです。
そうなるとトレードの勉強など、頭へのインプットの作業時などによさそうですよね。
筆者は普段クラッシックをあまり、聴かないのですがトレード時に試してみた感じですとエントリーの考察などの作業などは落ち着いてできました。
アルファ波が出た感じです!(^^)!
しかしあまり聞きなれない音楽ジャンルですからだんだん苦痛に、、、失礼ですね(笑)。
リラックスしたアルファ波の脳の状態から、ベータ波のガンマ波よりに変わり、イラっとした脳の状態にみたいです(笑)
③POPミュージック、ロックミュージック
文字通り、一番一般的で、皆さん好きなアーテイストや親しみやすい、なじみな曲も多いかと思います。
好きな曲をかけながら勉強やトレードをしますとアルファ波がでて脳がリラックス状態になることはもちろん、気分も向上します。
このアルファ波がでている状態のとき、なぜリラックスしていると感じるかと言いますと、脳内ではベータエンドルフィン、別名『脳内麻薬』というホルモンが分泌されているそうです。
脳内麻薬という名前は少々強烈ですが(笑)
ランナーズハイなどに代表される快感や幸福感、ストレスを和らげるなどの効果が生まれるので結果、仕事の効率があがる、勉強の能率があがる。
という事は、、トレード環境がよくなる!はずですよね
普段耳になじんでいる分、メロディーや歌詞を追ったりすることに意識を使わないので、心地よい精神状態のまま、意識は勉強やトレード考察というものに向けることができます。
このポイントも大切で、どんなに良い音楽でも普段聞きなれていないものをチョイスすると、メロディーなり歌詞なりに意識が持っていかれるので、勉強やトレードと併用すると逆にはかどらない場合もあります。
聞きなれた大好きな音楽がオススメですね
④メタル、ハードコア、ヒップホップ
筆者が一番好きなジャンル達になりますが(笑)
個人的には『脳内麻薬』が一番大量に分泌されるジャンルだと思います。
お酒でもそうですが、それに酔ってしまうと幸福感を通り越し、気分が悪くなったり攻撃的になったりの悪酔い状態、ガンマ波動が出ている状態になったりするんではないかと思います。
それがヘッドバンキングやダイブなどの興奮状態をもたらすんでしょう、、多分
だからこういうジャンルを聴いてじっとしていられなくなり踊りだしたりするタイプの方は脳の状態がアルファ波ではありませんから(笑)
トレード時に聞くのにはやめておいたほうがよさそうです。
筆者である僕自身はこの音楽が一番、リラックスした状態になりますが(笑)
脳をリラックス状態にし、トレード環境を最適にする音楽とは
今回は何種類かのジャンルの音楽を脳波とあわせて、トレード環境と音楽という視点から紹介させていただきました。こうやって掘り下げてみると結構面白いもんですよね。
もうお分かりの通り、このジャンルを聞いたからアルファ波がでて、脳がリラックスするといったものではありません。
まさに人の数だけリラックスできる音楽の種類があるというのが本当のところです。
ハードロックでイラっとする方もいれば、リラックスできる方もいる、クラッシックをきいてアルファ波ではなくベータ波が出る方もきっといます。
もっといえば普段の冷蔵庫のモーター音や、子供のしゃべり声、テレビなど生活音でアルファ波を出す方もいます。
個人的な体験談や主観もありますが結論としては音楽がアルファ波を出すわけではない。
自分がアルファ波をだせる、脳がリラックスを感じる音楽や音を聴いて行うと、勉強なら効率が増し、トレーニングなら集中力も向上、幸せホルモンでその作業自体に幸福感を抱く。トレードなら集中力が増し、リラックスした状態でトレードができます。
利用しない手はないですよね
いろんな音楽や音を試してみて、ご自身のトレード環境にあっているものを探し、その音楽をかけながらトレード考察や勉強、こういったのもまた面白いかと思います。
またこれを機に、ご自身の日常的なトレード環境で、いらいらした状態で臨んでいないか?
集中できない環境でトレードをしていないか?
改めて考えてみる機会になればこれ幸いです。
トレードや考察、勉強をする際に脳をリラックスしたアルファ波がでている状態にすればよいという事がお分かりいただけたと思いますので、音楽に限らずいろんな方法や手段を考えて『トレード環境』をより良いものにしていってくださいね。