どうも!
FreeTribe協会の岡村です。
2月に入り暖かい日が少しずつ増えてきましたね。
そういえば2月といえば確定申告の時期です。
もし、昨年FXや副業を含めて20万円以上の利益が出ている場合は、申告しなくてはいけません。
ちなみに国内証券会社と海外証券会社では、税金の種類が違います。
それらも含めまして、国内証券会社と海外証券会社の違いを簡単に説明していきたいと思います。
レバレッジの違い
まずレバレッジが全然違います!
国内証券会社はレバレッジの上限が25倍です。(個人口座の場合)
海外証券会社は基本的にレバレッジの上限がないので、一般的には500倍前後が多く、最大で3000倍まで設定している業者を見たことがあります。
レバレッジのことがわからない方は、レバレッジが高い方がリスキーだと思われるかもしれませんが『レバレッジが高い方が、預ける証拠金が少なくていい』という風に覚えてください。
例えば、1ロット(10万通貨)を保有するためには、ある程度の証拠金が必要になります。
国内証券会社で1ロットあたりの必要証拠金
100,000(10万通貨) × 100(レート) ÷ 25(レバレッジ) = 400,000万円(必要証拠金)
海外証券会社で1ロットあたりの必要証拠金
100,000(10万通貨) × 100(レート) ÷ 500(レバレッジ) = 20,000万円(必要証拠金)
ご覧の通り38万円も必要証拠金に差が出ます。
例えば、5ロットでトレードする場合、20ピプス獲得できれば、利益額が10万円になります
国内証券会社で5ロットのトレードをする場合、200万円以上の証拠金が必要になりますが、これが海外証券会社ですと、10万円あればトレード出来ちゃうんですね。
つまり海外証券会社の方は、証拠金が少ない人でも大金を稼ぐチャンスがあるし、複数ポジションを使う戦略にも有効ということになります。
でも、10万円で証拠金ギリギリの5ロットでトレードする行為は、フルレバレッジと言って、とてもリスキーです。
損切りのポイントが広すぎると、たった1回のトレードで資金がなくなってしまう可能性があるからです。
ただしロット数を抑えて、リスク管理や資金コントールを徹底すれば、安全に運用することが出来るんですね。
要は使い方次第です。
この辺りを理解されてない方が多いので『レバレッジが高いと危険』というイメージが定着したんだと思います。
国内証券会社と海外証券会社の税率
国内と海外の証券会社では税率が違います。
国内証券会社の場合は、申告分離課税が適用され、どれだけ利益を出しても一律20%の課税です。
100万円の利益だったら課税される金額は20万円です。
1億円の利益だったら課税される金額は2,000万円です。
ちなみに一律20%は、利益の金額が低いと不利になります。
100万円を稼いで、20万円も税金で持ってかれたら結構辛いですよね。
反対に1億円の利益が出て、2000万円税金で持ってかれても8000万円も利益が残ります。
つまり、低所得の人から取れるだけ取って、富裕層の方を優遇している税率だと言えます・・・_| ̄|○
そして海外証券会社の場合は、先ほどの申告分離課税ではなく、総合課税(雑所得)が適用されます。
ちなみに総合課税は6段階の累進課税になります。
これは稼いだ利益に応じて、税率が変わる仕組みです。
段階 | 稼いだ利益 | 税率 |
1 | 195万円以下 | 15% |
2 | 195万円~330万円以下 | 20% |
3 | 330万円~695万円以下 | 30% |
4 | 695万円~900万円以下 | 33% |
5 | 900万円〜1800万円以下 | 43% |
6 | 1800万円以上 | 50% |
この表からわかるように、海外証券会社で稼いだ利益が195万円以下なら国内証券会社で運用するより税率が低くなりますね。
反対に330万円を超えるようなら税率が高くなってしまうんですね。
試しに計算してみました。
海外証券会社で329万円稼いだら税率は20%なので、約66万円の税金が課税されます。
331万円稼いだら税率は30%なので、約99万円の税金が課税されます。
差し引き33万円も差が出てしまうのですね・・・。
33万円もあれば高級焼肉店30回くらい行けちゃいますねw
とても大金です!
シミュレーション
例えば、数十万円の証拠金を一気に増やしたい方は、レバレッジや税率のことも考えて、最初は海外証券会社で運用した方が早道かもしれません。
海外証券会社の高いレバレッジを利用して、BTや通常のトレードで資金を増やしていきます。
そして、利益が330万円を超えそうになる前に出金します。
出金したお金は確定申告の時期まで銀行口座に入れても良いですし、税率の低い国内証券会社で運用していくという作戦も良いかと思います。
余談ですが、海外証券会社は預ける金額や利益額が大きくなってくると、出金拒否や規約に違反しているという一方的な理由から利益取り消しとか、色々ありますので、100%信用していけないし、あまりにも大金を預けるのは危険です。
もし出金できなくなった場合は、ほぼ泣き寝入りのパターンです。
それを防ぐには、毎月稼いだ利益を出金したり、大金を預けなかったり、ある程度稼いだら税率のことも考えて、国内証券会社に移行するといった作戦をとるのが良いと思います。
もし国内証券会社とトラブルになっても、日本なら法律が使えるので、弁護士を雇って法廷で戦うことも出来ますしね。
まとめ
今回ご紹介した国内証券会社と海外証券会社の違いを把握されて、今後の運用を検討されてみてくださいね。
国内証券会社と海外証券会社には、それぞれメリット・デメリットありますので、タイミングを意識して、上手に使い分けるのが得策かと思われます。
(注)この記事に関するお問い合わせはサポート外とさせて頂きます。出来るだけ正確な情報をお伝えしておりますが、税金に関する内容は個々によって違うケースなどもございます。ご不明な点が場合は、税理士の方へ直接お問い合わせください。