どうも!フリートライブの岡村です。
11月に入りまして本格的に寒くなってきましたね。
この時期になるとFXをしていて気づくことがあります。
ここ数日の経済指標発表時間が遅くなってきたことに、あなたは気付いていますか?
今回は、FXの夏時間と冬時間について解説いたします。
FXの夏時間と冬時間について
FXには、夏時間と冬時間という概念がありますが、ご存知でしょうか?
欧米やオセアニア地方などの世界各国の国々では、夏時間と冬時間という文化があります。
これはFXにおいてどう影響するのかと言いますと、経済指標の発表時刻が変わります。
覚え方は単純です。
夏時間は冬時間より1時間早く指標が発表されます。
例えば、夏時間の米国雇用統計の発表時刻は21時30分になりますが、これが冬時間になりますと22時30分に変わるというだけです。
夏時間と冬時間の区切りとは?
いつから時間が変更になるのかを把握することは非常に大切です。
国によって時間が切り替わる時期が違いますが、例えばアメリカの場合は、以下のようになります。
アメリカにおける『夏時間』は、3月第2日曜日午前2時~11月第1日曜日午前2時
アメリカにおける『冬時間』は、11月第1日曜日午前2時~3月第2日曜日午前2時
上記は細いので少し覚えずらいですが、ザックリと冬時間は3月~11月、夏時間は4月~10月ぐらいになるとお考えください。
あ!そうそう、11月のチャンス日は、11月4日の第1金曜日になりますので、ギリギリ夏時間が適用され21時30分からになります( ´ ▽ ` )ノ
ちなみに欧州(ヨーロッパ)の場合の夏時間も大体アメリカと同じ3月~11月になります。
(1週間ほどの誤差はあり、欧州はすでに冬時間になっています)
オセアニア地方のオーストラリアとニュージーランドは、南半球にあるため、アメリカ、ヨーロッパとは夏時間の採用時期が逆になりますので、10月〜3月くらいです。
※北半球で冬の時が、南半球では夏です。
証券会社の取引時間も変更になります。
証券会社も夏時間と冬時間によって、取引が出来る時間帯が変更になります。
基本的にFX(外国為替市場)は、平日24時間営業です。しかし、土日はお休みのため、土曜日の早朝から月曜日の早朝まで取引が出来ない時間帯があります。
私が普段利用しているAXIORYを例にとって説明しますね。
- 夏時間:(月曜) 午前 6:00 ~ (土曜) 午前 6:00 (日本時間)
- 冬時間:(月曜) 午前 7:00 ~ (土曜) 午前 7:00 (日本時間)
※AXIORYのHP参照
上記のように夏時間ですと月曜日の午前6時から取引が出来るようになり(MT4が動く)、土曜日の午前6時になると取引が出来ないようになります。(MT4が止まる)
冬時間になりますと1時間遅くなるだけなのですね。
月曜日の早朝に窓埋めトレードを狙う方は、証券会社が開く時間帯は必ず覚えておきましょう。
土曜日の早朝近くまでトレードされる方は、土日に短期足のポジションを持ち越ししないように証券会社が閉まる時間帯は必ず覚えておきましょう。
ちなみに証券会社によっても開く時間と閉まる時間は若干変わります。
A証券会社では、夏時間の土曜日の早朝5時〜月曜日の早朝5時までが、取引停止の時間帯、B証券会社では、夏時間の土曜日の早朝7時〜月曜日の早朝7時までが、取引停止の時間帯だったりします。
ご自身がお使いの証券会社のタイムスケジュールは、HPから確認されてくださいね_φ( ̄ー ̄ )
なぜ夏時間(サマータイム)が導入されたのか?
夏というのは太陽の日照時間が長いですよね。
朝は早い時間から明るくなり、夜は遅い時間まで明るいですよね!
この太陽の動きに合わせて人間の生活リズムを1時間早めると様々なメリットがあるのです。
例えば、冬時間の時よりも1時間早く起きて、1時間早く寝るということになるので、健康にも若干良い影響が出るのです。(プチ早寝早起き)
更に日照時間が長い時に仕事をするので、照明にお金がかかりません。
国をあげての政策になりますので、その節約効果は凄まじいです!
ちなみに日本でも1948年〜1952年の4年間だけサマータイムが導入されていた歴史があります。
でも廃止になっちゃいました・・・( ;´Д`)
その理由なのですが、日本列島は縦に長いので、サマータイム制を導入するには日照時間に差がありすぎること。
さらに、周辺のアジア諸国が夏時間を導入していないなどの理由で、サマータイム制は廃止されてしまったようです。
以上、豆知識でした_φ( ̄ー ̄ )