FXや株といった投資を始めるにあたり、自分の年齢を考えた事がありますか?
『なん歳までに始めなきゃいけない』
『この歳になったらリタイヤしないといけない』
といった類の話ではありません(笑)。
今現在20代の方もそうですが、特に30代以降の中高年層にあたる方々、
このブログの読者様の中でも沢山いらっしゃると思いますが、少し自分を客観的に考えてみてください。
唐突ですがまずは体型です。
10代や20代と比べてどうでしょうか?
太ってしまった、、
筋力が衰えた、、
10年や20年前の体型や筋力を維持している方は素晴らしいですがシワも増えますし(笑)
個人差はありますが外見に変化というのが現れます。
じゃあ頭の中は?
見えない部分になりますから変化に気付きにくい部分ではありますが、
見た目同様、脳も必ず変化しています。
退化ではありません、変化です。
ここでひとつ考えてほしいのが、FXやその他投資を始めるには、必ず教材などを使い勉強をします。
この勉強するという取り組みに対して頭の中(脳)の違いを考えるのはけっこう重要だったりします。
『始める』『実践する』という行為自体は年齢差に関係なくスタートラインは皆同じです。
ただ、歳の差関係なく、皆、全く同じ勉強方法や実践方法で同じような結果を出していけるのか?
もちろん年齢的な部分の他に、個人差、性別差というものもありますが、
肉体同様、頭の中(脳)も変化しているのに、老若男女みな同じ取り組み方をするというのもおかしな話ですよね。
まず年齢を考え、その年齢での脳の違いを知りそのメリット、デメリットを知った上で勉強や実践などを考えていくほうがより合理的で無駄がない。
このことを理解することにより、物事への取り組み方自体も違ってきてきますよね。
今回はこの『年齢別でみる脳の違いや特徴』を知り、fxや投資に限らずあらゆる物事への取り組み方をどう考えていくかという事を紹介していきたいと思います。
これから新たにfxや投資を勉強、実践していこうといった方への取り組み方のヒントとなればと思います。
年齢で見る脳の働きの違い
20代
まず20代の脳というのは活発に動いています。
情報伝達は電気信号ですから、ビリビリ光っている状態ですね。
個人差はあるものの、物覚えや理解というのは60年、70年使った脳と比べると早いといわれています。
成長期の子供がどんどん習ったことや知識を吸収していくのは脳が活発だからです。
ですが活発な脳も利点ばかりではありません、与えられた情報をどんどん吸収しますがその反面、『覚えては忘れ、また覚えて忘れる』これの繰り返しだそうです。
だから子供の頃は、『また同じことやって!』と叱られた経験あるかと思います(笑)
この忘れてしまうというのは脳の記憶の中から消し飛んでしまうという事ではなく、脳のどこかにストックはされてますが、成長期の間は、その情報をしまっている引き出しを開ける鍵の在り処を探すというのが苦手ということです。
脳内の伝達の回路がまだ繋がりきっていない状態ですから、覚えても表面的には忘れたように思いますが、ちゃんとストックされていますし、吸収はどんどんとするので可能性は未知数、
まさに発展途上といった状態ですね。
30代
これが20代まで続きやがて、30代を過ぎてくると脳の働きが変化していきます。活発な状態が落ち着いてくる代わりに、この鍵の在り処を探す能力(情報と情報を結びつける回路の形成)というものが飛躍的に伸びてくるといわれています。
点と点を線で結ぶ事が容易になってくるんですね。
今度は今まで蓄積してきた経験、知識、ノウハウを回路でつなぎ、引き出す術に長けてきますから、覚えてきたものをいろんな状況にあてはめ使う事ができるようになってきます。
もちろん個人差はありますが応用力というものです。
ここでわかってくるのが、20代の頃はこの得た知識やノウハウを引き出す鍵を探す術、回路が出来ていないので、引き出す術には乏しいが、脳は活発なのでガンガンと知識やノウハウを脳に詰め込んでいくことができる。
30代を過ぎると、今度はこの鍵の在り処を探す術、つまり回路を繋げる事ができるので今まで得た知識や経験を『応用力』に変えていくことができるようになる。
例えばギターの経験が長い人が別の弦楽器を学んだとします。
弦楽器の経験が全くない状態で学ぶのとでは上達のスピードが違います。
もっと広義にいいますと同じ楽器でもピアノとギター、まったく弾き方が違いますが他の楽器など経験者が始めるのと素人が始めるのでは上達のスピードがかなり違う。
これは弾き方を結びつけるというより、ドレミなどの音階やスケール、和音、コードといった知識の方を結びつけて応用するからです。
あらゆる経験が応用力を使って結びつけることが出来ます。
こういった感じに、年齢からくる脳の違いを把握して、勉強や実践に携わっていけば、勉強ひとつとっても効率が非常に良くなりますね^_^
脳の違いを考えた上での物事への取り組み方
【1】20代の場合
脳は活発な状態ですから、出来るだけ多くの事を頭に詰め込んでいく。
脳にストックされている情報や知識をしまってある引き出しの鍵をよくなくすので、重要な項目は繰り返し勉強、実践し、脳に収めるというよりは、体に馴染ませるといった手段の方が効率的であると考えることができる。
前の章で書いたようによく同じ事をして怒られた時と同様に、これをやったら怒られるという事を頭ではなく身体に染み込ませ、母親からのカミナリを未然に防ぐ
これと同じです。
株やfxに関する勉強で考えるなら、勉強したセオリーをまずはセオリーどうり実践できるように順守する。
例えば逆張りの手法を勉強、実践するのなら浮気せずに、その手法を一途に勉強する。
逆張りを極めたら、おのずとそこから順張りの考え方というのも導き出せるようになりますから、経験が応用力に変化してくるまで、反復勉強、実践というのは一見地味な作業ですが大切な勉強、実践方法です。
あとは一見関係のないような事、例えばpcを使った表計算やプログラミングの勉強、または精神、身体を鍛えるトレーニングなど、できるのであれば色々な事を実践していく方が良いです。
点が線で結ばれていくのは30代以降なんで未来の為に、いろんな経験値を高めていくことは非常に大切です。
意外にfxや投資を勉強するんであれば、一緒に多少のプログラミングの勉強をしておくと後々に役に立ったりします。
精神を鍛える訓練なども全く関係ないように思いますが、投資には感情的な失敗というのがかなりあります。これで資金をすべて失ってしまう人なんてのもかなり多いです。
どんな状況下でも平常心を保ち冷静な判断が下せるという事は長く投資に携わる為には非常に重要な要素となります。
こういった感じに一見関係のないような物事に思いますが、すべての点は線で結ばれていきます。
面白いですよね(#^^#)
【2】30代以降の中高年層の場合
応用力を引き出す回路をもっていますから、今までの経験を結びつけて勉強、実践していくのがオススメですし自然とそういう脳の使い方になっています。
こうなった場合これをこうするなど、過去の経験、学んできた知識を繋げて分析し、勉強します。
もともと頭に入っている知識、情報を組み立て勉強に応用し理解するんですから物事に対する理解度は、やはり20代の脳と違います。
例えば、職場で仕事を完了するために『ある一つの部品や材料が足りない』こんな場面に出くわしたとき、新米社員はあたふた、、しますよね。この仕事を完了させるにはこの部品、この材料を取り寄せるしかないと考えてしまいますが、先輩や上司はぱっと代用を考え仕事を完了させたりします。
こんな場面、少なからずとも経験があると思いますが、このあたりが応用力というのを使っている代表的な場面です。
しかしこの成熟期の脳のも一つ難点があります。
この点と点を結ぶ回路は、年を経てくるごとに強固なものになってくるそうです。
経論ですが応用力がある分、過去の経験を結びつけないと答えを出せない、自分の経験外、未知数のものは受け入れる事が困難、、
悪い言い方をすると『頭が固い』『頑固』
これが成熟期の脳の最大のデメリットですね(笑。
『頭が固い』といわれる所以は、この点と点を結ぶ回路の強固さによるものではないかということがわかってきます。
ここを理解して中年層は物事に携わらないと何事も『わしには合わない』『無理だ』と諦めてしまうのが、若年層より多いかと思います。
よく、職場でも上司がガラケーをスマホに変え嬉しくて『これどうするの?』『どこを押せば画面開くの?』など聞かれた事ないですか?
まだ聞いてくるだけ頭は固くありませんが、結局、ガラケーとかわりないじゃん位の使い方しかしなかったり、もう頑なに『わしは携帯電話で十分じゃ』と頑固一徹に化石を使い続ける。
こうなったら、脳内の過去の経験を回路で繋ぎ合せてのみ生きてるということになります。
スマホでいうならスマホなのにスマホの使い方をせず、電話としてのみしか使えない、、
なんだかスマホももったいないし、脳の使い方ももったいないですよね
だから、中年層はこの応用力にプラス、知らない知識を頭に入れ続け、脳を常に刺激しながら勉強、実践していく必要があります。
そうすることにより『新たに知識を得るといった行為』で脳を刺激して、新たな知識への回路をどんどんつなげて応用力に変えていきます。
常に『こんなのありえない』で、脳内だけの過去の経験、情報で結びつけるのではなく、『こんなのもありかも』『どうすればこんなのもありになるのか』と若い頃と比べてさらに一歩踏み込む必要があります。
【最後に】
簡単ではありますが、年齢で見る脳の違いという観点から、物事への取り組み方というのをお話させていただきました。
日頃、勉強しても勉強してもなかなか頭に入らないと感じていた若年層の方は、入らないのではなく入っている引き出しの鍵、繋げる回路が未発達なだけなのであらゆる勉強は無駄にはならないというのが分かっていただけたかと思いますし、
中年層は、多少耳が痛い話ではあったかとおもいますが、回路を繋げる応用力を台無しにしないためにも知らない知識、経験を更に踏み込んで頭にいれて脳を刺激し続けるような環境を意識して作っていく事が、fxや投資に限らず生活をより良い方向へ導いていく生きていく為の取り組み方なのではと思います。